ものぐさ日記(仮)

特にテーマはありません。仕事のこと、趣味のこと、思いついたこと、だらだら綴っていきます。

イメージダストオフデータが見つかりません。

 シルバーウィークに念願の出雲に行ってきて、出雲大社や日御碕灯台の写真を撮ってきた。その後、帰ってきて、PCに写真を取り込むと、またもや青空にシミが浮いていた。(またかよ・・・)

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 毎回同じことを繰り返しつくづく馬鹿だと思うが、できることならデータを修正したいので、調べたところ、”イメージダストオフ”なる機能があることがわかった。

イメージダストオフとは、カメラの撮像素子の前面にあるローパスフィルター に付いたゴミの写り込みを RAW 画像から取り除く機能です。(NIKON D7000 使用説明書より)

 

 「これだ!」と思い、イメージダストオフ機能が使える NIKON 純正のRAW現像ソフト Capture NX-D をインストールし、D7000 でイメージダストオフデータを取得し、いざ使おうとしたところ、無常にも「適切なイメージダストオフデータが見つかりません。」というメッセージが表示され、変更ボタンを押して、イメージダストオフデータが選択しようとしても、ファイル名がグレーアウトされており、選択することができなかった。

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 ウェブ上にも情報が少なく、自力で対応できそうになかったので、ニコンカスタマーサポートセンターに問い合わせたところ、紆余曲折を経て、ゴミの位置が変わっている為、イメージダストオフデータが選択できないという回答を得た。正直、この回答には納得していないが(画像データにゴミの位置情報なんて、持ってないでしょ?)、担当者に詰め寄っても状況は変わらないので、諦めて電話を切った。

 

 ニコンの担当者から「イメージダストオフデータを取得した後に撮った写真(RAWデータ)にイメージダストオフデータを適用できるか、確認して欲しい」と言われたので、やってみたところ、適用することができた。また、その後、改めて使用説明書を読んだところ、以下の記述があった。

イメージセンサークリーニングを実行する前に取得したイメージダストオフデータは、クリーニング 実行後に撮影した画像とゴミの位置が一致しなくなるため、Capture NX 2のイメージダストオフ機能 を使用できません。イメージセンサークリーニング機能とイメージダストオフ機能を併用する場合は、 [イメージセンサークリーニング後 開始]を選択後に撮影することをおすすめします。

更に D7000 のイメージセンサークリーニングは、電源ON/OFF時に必ず作動するとのこと。

 

 詰まるところ、イメージダストオフデータは撮影前に取得するもので、撮影後に取得する場合、その間カメラの電源ON/OFFがあったら、撮影したデータに適合するイメージダストオフデータは取得できない、ということか? もし、そうだとするなら、残念な仕様だと思う。イメージセンサーの汚れは大抵、写真をPCに取り込み、PCのモニターでまじまじと見た時に気づくと思う。その時、汚れに気づいても修正する為のイメージダストオフデータは取得できない。また、イメージセンサーの汚れはクリーニングで取れるものだけとは限らない。個人的にはイメージセンサークリーニングの実施状況に寄らず、何時作成したイメージダストオフデータでもとりあえず使用できればと思う。適用してダメなら、止めれば良いのだから。

 

 ここまで熱く?書いてみたものの、最終的には画像処理ソフトでレタッチすれば済む話なので、まぁ、良いか。