GW、ひたすらゴロゴロしていることへの罪悪(勿体ない)感とテレビアニメ「響け!ユーフォニアム」を楽しく視聴していたことから、観に行った。
聲の形のスタッフうんたらはよく分からないが、本編と作画のタッチがだいぶ違い、淡い色合い、繊細な描画になっている。思春期の少女の繊細な心情を、コンクール曲であるリズの青い鳥の物語と絡めて表現する・・・というニーズには適っていると思うが、本編のクッキリした線と躍動感のあるデザインが好きだったので少し残念である。
物語的にはテレビアニメ時の2年生(劇中3年)コンビ、オーボエのみぞれとフルートの希美との関係の変化を、リズの青い鳥の物語になぞらえる形式で進んで行く。みぞれは真摯に(重すぎる程に)希美のことを思っているが、希美は体面や劣等感からみぞれに気持ちに応えられない感じか(そもそも、みぞれが想う程に希美は想ってないかも知れない)。
続編があるのだろうが、結局最後もなんとなく煮え切らない感じで終わってしまい、カタルシスがない感じだった。
北宇治高のテレビアニメのその後の物語が見れたのは嬉しいが、正直映画という媒体でやるより、TVアニメの第3期としてやった方が良かったのでは、と思ってしまった。
おわり