日曜日、関西で一足早い紅葉を撮りに、大台ケ原に行ってきた。
「関西」、「紅葉」のキーワードで見つけた場所であるが、調べてみると標高1600m以上の高地のようで、普段着で行くと困ったことになりそうなので、土曜日にアウトドアショップに行き、化繊のTシャツやフリースなど、足りないと思われるものを買い足した。
公共交通機関で大台ケ原に行く場合、近鉄で「大和上市」まで向かい、そこから奈良交通バスで向かうことになる。大台ケ原は大和上市から2時間程度かかる。(休日ダイヤの場合、大台ケ原行きは9:00と9:30のみ)
天気予報は曇りであったが、大台ケ原ドライブウェイでは晴天が広がっていた為、大丈夫かな、と思っていたら、残念ながら曇りだった。しかも、高地なので寒い。早速フリースとウインドブレーカーを着込む。
帰りのバスは14:30と15:30しか無い為、コースを周遊する時間を考えると余り余裕が無い。バスでもらった”てくてくまっぷ”を参考に歩き始める。12:00前に日出ヶ岳(ひでがだけ)山頂に到着し、おにぎり三個とプーアル茶の昼食を取る。山頂展望台では晴れていれば富士山や海が見えるとのことであるが、生憎霧が出ており、視界が悪い。
正木峠は霧の中立ち枯れの木や倒木が浮かび上がり、死せる森の風情である。
今回のコースで一番期待していた大蛇嵓(だいじゃぐら)であるが、霧に覆われて下が見えない。一寸先は闇といった感じか。ずっと見ていると吸い込まれそうな感じがして(びびりなので)、早々に立ち去る。
大蛇嵓からはシオカラ谷経由で駐車場に戻ることにしたが、アップダウンがキツく、しおから吊橋から駐車場に行くまでの上りは満身創痍だった。
駐車場には、15:00頃着き、荷物を整理したり、チョコバーを食べたりして時間をつぶした後、15:30のバスで小雨降る大台ケ原を後にした。
天気が良ければ言うことはなかったが、霧の中を歩くのもなかなか乙なものであった。今度は天気の良い時に行き、大蛇嵓からの眺望を写真に収めたいと思う。