久しぶりに VMware ESXi 及び PowerChute Network Shutdown(PCNS) のセットアップを行った。ESXi は 5.0 U1、PCNS は 3.0.1 で、当該バージョンのセットアップは今回初めなので、セットアップ内容のメモを残しておく。
- VMware社のダウンロードページから今回インストールする予定のEssentials版 VMware ESXi 5.0 Installable Update 1 (VMware-VMvisor-Installer-5.0.0.update01-623860.x86_64.iso)をダウンロードする。
※ダウンロードする為には、My VMware のアカウントが必要。 - ダウンロードしたISOファイルからインストールメディアを作成する。
- インストール対象マシンのBIOSセットアップで「Intel Virtualization Tech」を有効にする。(今回インストールサーバーは何故だか無効になっていた。(VT-dは有効だった))
- インストールメディアで起動し、インストーラの指示に従い、設定を進める。(インストール先のボリューム、キーボードレイアウト、rootユーザーのパスワード等)
- インストール完了後、サーバーを再起動し、続けてコンソールからネットワークの設定を行う。
- Windowsマシンに vSphere Client をセットアップし、 セットアップ完了後、vSphere Client からログインし、[ホーム]-[インベントリ]-[構成]タブ-[ライセンス機能]-[編集...]から、ライセンスキーの入力を行う。
- (今回 PCNS を導入するので)vMAをセットアップする。
- vMAはESXiと同様にVMware社のダウンロードページからダウンロードする。(vMA-5.0.0.1-643553.zip)
- vMAはOVF形式で提供されているので、vSphere Client の[ファイル]-[OVF テンプレートのデプロイ]からウィザードの指示に従い、設定を進める。
- vMAデプロイ後、電源を入れ、「CHANGE NETWORK CONFIGURATION for eth0」のメッセージが表示されたら、Enterを押下し、ネットワークの設定を行う。
その後、vi-admin ユーザーの新パスワードを設定する - vMAにログインする。(今回は Tera Term を使用)
- vMAで root ユーザーが使用できるよう「sudo passwd root」でrootの新パスワードを設定する。
- PCNSのセットアップファイル(pcns301ESXi.tar.gz)をvMAにコピーする。(今回は WinSCP を使用)
- コンソールから「tar xvf pcns301ESXi.tar.gz」でtarファイルを展開する。
- root ユーザーで「install_jp.sh」を実行する。以降、インストールシェルの指示に従い、設定を進める。
- PCNSの設定ページ(https://<your_server_ip_address>:6547)を表示し、Configuration Wizard(初回アクセス時は必ず表示)に従い、設定を進める。
- PCNSの設定ページで Configure Events と Configure Shutdown の設定を行う。(「UPS: On Battery」イベントで「Shut Down System」を実行するようにした)
- Network Management Card の設定ページにログインし、シャットダウン時の設定を行う。
- vSphere Client からログインし、[ホーム]-[インベントリ]-[構成]タブ-[仮想マシン起動/シャットダウン]-[プロパティ…]で仮想マシンの開始と停止の設定を行う。
最後に電源障害時の自動シャットダウンのテストを実施した時、正常にESXiがシャットダウンされない場合、vMAのバージョンを変えたら上手くいくかもです。(今回、最終的には、5.0.0.1-643553 から 5.0.0.0-472630 にした)